あたしはゆっくり声のした方を向いた。


「…お姉ちゃん?」

「久しぶりね、結奈」

「いつ…来たの?」

「さっき。結奈を見に来たの。
結奈のクラスどこかわかんなくてさー、その辺の人に聞いたら結奈のこと知らない人はいないんだって?人気者ね」

「…違う意味で」


あたしは人気者じゃなくて、怖がられてるだけだし。


「よかった、元気そうで」

「お姉ちゃんもね」


お姉ちゃんはあたしのコスプレ喫茶でゆっくりしてから帰っていった。


…今思った

あたし…コスプレ姿でお姉ちゃんと話してた…

恥ずかし…