「あーごめん。なんか語っちゃった。終わったばっかなのにごめん。じゃあね」 あたしはくるりと純に背を向けた。 「待てよ」 「…なに?」 「これ」 「──楽譜?」 「サックスの伴奏。一応、明日までに弾けるようにな」 「は?」 明日までって…今日頑張って2時間くらいしか練習できないんだよ…? 「結奈ならできるだろ?」 「…わかったよ」 家帰ったら、即練習だ。 絶対完璧にしてやる。