あたし…今… 純に知らないでいて欲しいなんて 思った… 「いっつも…あと一歩なんだ、あたし…」 「……………」 「いっつも…あと一歩で頂点に立てるのに…逃しちゃうの…」 「…誰にだってあるだろ」 「うん、誰にだってある…と思う。でも…あたしは臆病だから…逃げるの…」 そう、いっつも… 賞はもらえても…その上にいけない。 「……………」 「賞ももらえなくなったのは…自分のせいなのに。全部家族のせいにして…ほんっとバカみたい」