「お疲れさま」 「おう」 劇が終わり、あたしは純のもとへ駆け寄った。 「純って…すごいサックス上手いんだね。国際コンクールとか…出たことある…でしょ?」 「あぁ。おまえもだろ?」 「…え?」 あたし…純にそこまで言ったっけ…? お母さんが言った…とか? 純はハッとした表情で「…ごめん。調べたら出てきたから…」と言った。 「そうだよね、インターネットで調べればわかるよね」