見たいな…

サックス吹いてる姿…


「今年はやんないの?純」


流星が聞くと、純は「依頼はきた」と一言。


依頼はきた…とは
サックス吹いて下さいと
クラスの方々にお願いされた…ってゆーことなのか…?


「…あたし見たいな、純のサックス吹いてるとこ」


独り言だったあたしの発言に、みんなあたしを見て驚いていた。


「ん?なに?」

「…結奈ってそんなに…ねだるタイプだったか…?」

「は?」


裕也はそれだけ聞いてひとり、頷いていた。


あいつはなにに…ひとり納得してんだ…