リビングに入ると案の定、純の姿があった。
「おはよう」
「おはよ。起こしてくれればよかったのに」
「純くんが起こさなくていいって言うから起きてくるのを待っていたのよ」
「ふーん」
あたしは冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して渇いた喉に流し込んだ。
「急にどうしたの?あたしの家に来るなんて珍しい」
「さっさと出かける準備してこい」
純はそれしか言ってくれなくて、きっと目的地に着くまで教えてくれないのだろう。
仕方ない、準備しよーっと。
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