ドタバタと階段を降り、リビングに向かう。 いつもテーブルに『ご飯いらない』と置き手紙をしているのだ。 朝は反対に、お金が置いてある。 そしてあたしは家を出た。 そろそろ夕陽の時間。 それでも太陽は輝き、空は永遠と青い。 「……綺麗」 するとバイクのエンジン音が聞こえてきた。