あたしは予定通りネイルサロンへ行き、黒い蝶のネイルをしてもらった。 そしてそのあとあるところへ行った。 純と一緒にいない時や予定がない時に通っていたのだ。 「はい」 『もっし〜♪』 「なに?」 『なにじゃなーいっ!!』 「じゃあなんで電話してくんのよ」 『寂しい結奈ちゃんに、玲奈が電話してあげてんじゃない!!』 「別に寂しくないし。てか、これから予定あるから。じゃね」 『ちょっ結 ──ブチッ 今からまぢで出掛けるんだから。 純ももうあたしん家向かってるみたいだし。