黒アゲハ Ⅱ -真実- 【完】



あたしは予定通りネイルサロンへ行き、黒い蝶のネイルをしてもらった。


そしてそのあとあるところへ行った。

純と一緒にいない時や予定がない時に通っていたのだ。


「はい」

『もっし〜♪』

「なに?」

『なにじゃなーいっ!!』

「じゃあなんで電話してくんのよ」

『寂しい結奈ちゃんに、玲奈が電話してあげてんじゃない!!』

「別に寂しくないし。てか、これから予定あるから。じゃね」

『ちょっ結


──ブチッ


今からまぢで出掛けるんだから。

純ももうあたしん家向かってるみたいだし。