「迎えに来るから気を付けてサロン行くなら行けよ?」 「……うん」 純はたったそれだけ言って行ってしまった。 「ハァ……」 家に入り、自分の部屋に向かう。 「────ッ!?」 突然、頭に突き刺さるような痛みが走り、しゃがみこんでしまった。 しばらくそのままでいると治まり、頭を振っても痛くない。 「──また、だ……」