秘密の同居《番外編》



「最悪だよ、1番見られたくない人に見られたわ。」

「ごめん…。
あの、あの子と…ちゃんとお付き合いしてたの?」

「してない。
だから別れた。」

「ちゃんとお付き合いしてみないとわからないかもよ?」


すると、ジロッとあたしを見てむぅっと顔を歪ませた。

「あんたに言われたくねー。」

そうですよね、と苦笑いを返すと、あたしの持っていたゴミ袋を奪った。

「なにしてんの?
ったく…あんたさー保健室空けるなよな。」


「ゴミ拾いよ。
大丈夫、誰か来たら分かるようになってるもの。」