学校に着くと、何人かの生徒に話しかりれた。

「本田にちょっかいかけられてるの?」

「あいつと室井で仕組んでるかもよ。」

「あんなのに巻き込まれてかわいそう」


本田君はやはりまだ信用されてないんだと実感した。

下手にあたしがかばうと、変に昨日の事が真実味帯びてしまう。
怜に言われた事が嫌でも理解出来てしまう。


職員室で、怜と目が合う事は一度もなかった。
保健室に行くと、また張り紙があった。


早く辞めろ



直接的過ぎて少し悲しくなる。
どうしてそんな事出来るのだろう。