それからは道の隅に移動して、完全に自分達の世界に入ったままキスを繰り返した。 『ねぇ…いつから結婚の事考えてたの?』 夏木君の座っている足の間に入り、夏木君の手を自分の体に巻き付けながら聞く。 『ずっと前から。 お前が就職決まってからにしようとは思ってたから、ようやくって感じかな。』 そう言った後夏木君の後ろからのキスの合間に会話を続ける。 『そうなんだ? 全然知らなかった…』 端から見たら、だいぶいちゃついてるカップルに見えるだろう。