すると、目を疑う光景がそこにはあった。 本田が制服もボロボロで顔も切り傷ばかりで座り込んでいた。 「……………っ! 本田くん!大丈夫!? 何があったの!」 気を失っていたのか、ゆっくりと目を覚ましたかと思うとハッとあたしを見て手であたしを遠ざけた。 「あんたかよ…近寄んな。」 「そんなボロボロで何言ってるの?! 保健室へ連れて行きます。」 「やめろ。触るな。 うぜーんだよお前…」 あたしの手を振り払って睨みつける本田。