「…あんた、うざいな。
辞めてもらおうか」


鋭く睨みつける彼の目に、あたしも負けじと睨んだ。


「あなた校長気取りなの?
あたしは辞めない」


チッと舌打ちをして保健室から出て行く彼を見送って、あたしはへなへな…と座り込んだ。



「どうしよう…!?」



「ケンカ買うなよ、バカだな」

途中休みの合間にこっそり緊急で怜を保健室に呼んで今の出来事を話した所、こんな冷たい返事が返ってきた。


「だ、だって!
あたし間違った事言ったかな?
謝るのは違うと思ったんだもん!」