「携帯は基本的に禁止なの。 しばらく先生が預かっておきます。」 「はぁ?だから、俺はいいんだよ。 これだから何も知らない教師はうざいんだよ」 「…どういう事?」 「俺校長の息子だから」 えぇぇぇぇ!!? 「…って、ちょっと待った。 納得しそうになったけど理由になってないよ。 息子だろうがルールは守ってくれないと他の生徒に示しがつかない。」 むん!と腰に手を当て言い切ると、バンっと机を思い切り叩く音が室内に響いた。