『っきゃぁぁぁあっ!!!』 揺れる視界とあちこちに感じる痛みに思わず叫ぶ。 「だ…、大丈夫ですか?」 困惑顔の先生達が倒れるあたしの周りに集まってきた。 『あ、大丈夫です…っすみません!』 慌てて立ち上がり、笑顔を作ると視線の先に呆れ顔の怜を見つけた。 やっぱりやらかした…というような表情に、思わず顔を下げる。 最初から全校生徒に強烈過ぎるインパクトを与えたあたしは、皆に先生と見てもらえなくなった。 「まなちゃぁん!」