『…あたしは怜の両親とお母さん達に感謝してるよ。
皆が居なかったら、絶対あたし達会ってないもん。
会っても絶対恋愛とかなかった。
…あたしはラッキーガールだよね。』


「そうだよ。
だから怜君と仲良くするんだよ。」


お母さんの微笑みにあたしも自然と笑顔になる。


『もちろんだよ。』




次の日帰りに婚姻届を役所に届けに行った。
式は、あたしのお金が貯まってからにした。


ただ紙を提出しただけなので、夫婦になった実感が全くなかった。
だけど………