「おぉ、やっぱり顔整ってるねぇ。
どんなんかと思ってたけどなかなか会えなかったから会いたかったんだよね〜。」

「……何あんた。
悪いけど、すっげ不愉快だから離れてくれる?」

あ〜ごめんごめん。と笑って離れたこの女、モデルかと思うぐらいスタイルがいい。
色も白くて目も大きくて、見た事なかった。

「あたしの事知らないよね?
あんまり学校来ないからさ。
如月 歩っていいます。
あなたと同じ学年!」

「………はぁ…」

勝手に自己紹介し出したので、覇気のない声で反応した。

「じゃ、俺行くんで。」

面倒くさくなり立ち上がると、待って!と腕を掴まれた。

やっぱりこの女身長高い。

「何すか。」


「あなたが一匹狼なのも知ってるし、好きな人が居たのも知ってる。
…でもあたし、あなたに一目惚れをしたの!
ずっと会いたくてやっと会えたから……」