「や、あたし等がそう思っても、男子は違う事しか考えてないもん。」

「結局浮気するのは男だもんね。」

「……あなた達はどっかのOLか?」

思わず突っ込んだ。


今時の女の子は青春という物を楽しめないのかな。
どうせ終わるって思ってるなんてさみし過ぎる。




「ね、そう思わない?怜。」

家に帰り、早速彼女達の会話を話す。

コーヒーを入れてくれて、あたしの前にもコーヒーを置いて隣に腰掛けた怜。

「変にひねくれてるっつーか、ませてるっつーか…」

「捻くれてるかな?
何だか寂しいと思わない?
そんな風に思う理由って何だろう。」

「そりゃ、そーゆー恋愛しかして来なかったんだろうな。
好きじゃないけどお互い好奇心で付き合ってみて別れて。
くだらないよ、そういう恋愛は。」

あたしの見ていたテレビを勝手に変える。

「あっ!
ちょっと!見てた!」