「ねぇねぇ太郎くん。この方誰?」



「ん?あぁ。一華幸也[イチハナユキヤ]。ヤンキーだよ♪」



「聞き捨てならねぇな、オイ」



幸也くんのツッコミも聞かず、太郎くんは私を引っ張って教室までの道のりを詳しく教えてくれた。