夢の時間

「診察するから顔出して」

布団から出てきたリコの目は涙を拭って赤かった

「恵理子ちゃん村井先生に泣かされた?」
「・・・」

否定しないリコに平田は村井に目線を向ける

首を振る俺をリコは横目に見ながらクスッと笑う

「リコ!!」
「キャハハハ・・・」

必死に作った笑顔で笑うリコに平田は安心したように診察をすれば、心臓の音に頭を抱える

これがリコの現実だと言う様に、平田は眉間に皺を寄せカルテを見つめていた