夢の時間

平田は笑いながら白衣に袖を通すと椅子に座ってカルテを開いた

その横で看護婦さんに促されるままカバンと上着を置いて前の丸椅子に座った

「水泳の練習どぉ?」
「順調 この前は100メートルの記録測ったんだよ」

「もぉ100メートルも泳げるのか?」
「うん 初めて泳いだ しかもスタートもターンもバッチリだったの」

「急成長だな」
「今度中体連の大会があって、そのときは100メートルとメドレーリレーにも出るんだよ」

「そぉか・・・」

平田の目が少し曇った気がした

キット身体が心配なのだろう

そんな心配を払拭するように心拍は安定していた

「鍛えられたお陰かな いい音がしてる これなら大丈夫だろう」

平田はそぉ言うと安心したようにカルテに書き込んだ