夢の時間

前回同様、遅い順に泳いだ

スタートのグリップを握った瞬間、緊張が走った

緊張の面持ちでスタート合図をする猿藤を見るとコーチの目が笑っているように見えた

キット緊張しているのが分かったのだろう

その目を見て少し安心した

スタートの合図とともに練習通り壁を蹴り上げ身体を反った

キレイに入水した

バサロで浮き上がると三週間前を思い出しながら丁寧に1掻き1掻き腕を回した

そして45メートルのフラッグを見たとき、ターンの練習を思い出した

2掻きしたところで反転すると意外に壁が近くあせった

詰まった形でクイックし壁を蹴ると息苦しくバサロをする前に浮き上がった

慌てず再び1掻き1掻き丁寧に手を回してゴールに手をつけ顔を上げゴーグルを外すと皆が拍手してくれた