夢の時間

週明け、恵理子は定期健診だった

診察室に入るなり平田は大会のことを聞いた

「大会どぉだった?」
「楽しかったよ 自己ベストも出せたし」

「そぉか 良かったな」
「うん」

そぉ言って首もとのリンパを確認するように触診する平田の手は少し冷たかった

その冷たさに思わず首をすくめると平田が手を止め言った

「冷たかった?」
「・・・」

無言でニヤケてみると平田は手を離して言った

「ごめんね」

平田は昔と変わらず腕組みをして指先を暖めた