夢の時間

大会当日

恵理子は初めて大観衆の中泳いだ

太陽に照らされてキラキラ光る水面はスタート前の恵理子の緊張を吸い込むように透き通っていた

恵理子は他の選手に遅れはとったものの50メートルを泳ぎ切った

それも自己最速タイムで

チームメイトも猿藤も、タイムと今後の成長に期待を膨らませていた