夢の時間

「恵理子ちゃん!どぉした?入っておいで」
「うん」

平田が開いていたカルテを閉じ、恵理子の方を向くと恵理子から話した

「お願いがあってきたんだ」
「なにかな?」

恵理子は校内医がしたのと同じように、大会要項と許可証を並べて平田の前に置いた

平田はそれに目を通すと恵理子をみた

「出るのか?」
「うん」

「・・・」

平田の顔が一瞬にして真剣になった

許可してもらえない・・・

恵理子の脳裏にそんな思いがよぎった

恵理子は平田から目を逸らし下を向いた