『て、て、転校!?』

あたしゎ小顔ローラーをしてた手を止め、叫んだ。

『ごめんねぇ、亜美菜。でも出世の大チャンスなのよぉ。』

いやいや、あたしの気持ち無視ですか…。

成川亜美菜(なりかわあみな)高2。
昔から男子が苦手で
頑張ってエリート高の
星稜女子に受験し…。
見事ギリギリ合格。
だが…

『あのね…転校しなきゃいけないのよ…。』

『どこに…?』

おそるおそる聞く。

『○○県の…有坂学園って言うんだけど…それがね、生徒の三分の二が男子なのよ…』

えぇ〜
大丈夫なのかあたし!!
だって…三分の二が男子だよ!?

あまりのショックに
クラ〜とした。


しかも!!
寮らしい…