ルカ様ってどんな人かなー

とかノンキなことをあたしが考えていると


馬車の真っ正面にあたしの部屋の壁にもあった楕円型の穴があり七色に光っていた


「美姫サン…着きましたよ?」


「…そうみたいね…」

あたしは速くなる鼓動を抑えながら答えた



ベールシュさんはうやうやしくお辞儀をして






「ようこそWolf Kingdomへ…」








と言って




妖艶に微笑んだ