あたしの隣には、

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そして、みんながバスで出発してから、10分後。


「遅刻したぁぁぁ!!」


バカ祐が、やってきた。


「あり?亜梨紗だけ?・・・みんなは?」

「・・・・・」


ノーテンキな祐を、あたしは睨んだ。


「・・・おい、何でそんな睨むんだよ・・・」

「・・・・・誰のせいで、あたしが一人で待ってると思ってる?」

「・・・・・俺?」

「まぁね」

「えぇ!?まぢで!?ごめんっ!!」

「・・・・・うん」


何でか分かんないけど、祐は憎めない。

いくら、ムカツクことをされても、嫌なことを言われても・・・・・やっぱり憎めない。


「あぁー、柴崎やっと来たか」


職員室に行っていた先生が、降りてきた。


「はい、すみません・・・」

「まぁ・・・柴崎が遅刻するのは、いつものことだからな」

「はぁ・・・」

「んじゃ、行くか」


そして、あたしたち3人は車に乗り込み、宿泊先へ向かった。