ヒュ~ッ・・・・どかーん
夜空に大きな花が咲き乱れる
そして、少し遅れて音が来る
「綺麗だねぇ」
って思わず言っちゃったけど、それどころじゃないっ!
実行しなければ!
「あ、あたしっ!!」
うっわ。手挙げて起立しちゃったよ
ダサっ
「トイレ行きたい!!・・・あ、一人じゃ怖いからひろちゃん付いてきてよ!」
「は、俺?」
「いいからっ」
そう言って無理矢理ひろちゃんの細い手首をつかんで
人混みの中を走った
後ろから声がした
藤山の声。
「あいつら、怪し~っ♪トイレと方向真逆だっつーの」
しまった・・・トイレの方角なんて考えてなかった
ようやく隅っこにたどり着いたところで
芝生の上に横になる
はぁっ・・・・疲れた
「・・・おい」
「は、はははぁい!」
うわっ。また間抜けな返事を・・・
「トイレ逆」
・・・ひろちゃん
あたしを疑わないの
「ごめん、トイレじゃない」
「は?」
うん、「は」だよね。
「何でも良いけどココ花火見えなくね?」
「や・・・」
本当だ
音しか聞こえない。
夜空に大きな花が咲き乱れる
そして、少し遅れて音が来る
「綺麗だねぇ」
って思わず言っちゃったけど、それどころじゃないっ!
実行しなければ!
「あ、あたしっ!!」
うっわ。手挙げて起立しちゃったよ
ダサっ
「トイレ行きたい!!・・・あ、一人じゃ怖いからひろちゃん付いてきてよ!」
「は、俺?」
「いいからっ」
そう言って無理矢理ひろちゃんの細い手首をつかんで
人混みの中を走った
後ろから声がした
藤山の声。
「あいつら、怪し~っ♪トイレと方向真逆だっつーの」
しまった・・・トイレの方角なんて考えてなかった
ようやく隅っこにたどり着いたところで
芝生の上に横になる
はぁっ・・・・疲れた
「・・・おい」
「は、はははぁい!」
うわっ。また間抜けな返事を・・・
「トイレ逆」
・・・ひろちゃん
あたしを疑わないの
「ごめん、トイレじゃない」
「は?」
うん、「は」だよね。
「何でも良いけどココ花火見えなくね?」
「や・・・」
本当だ
音しか聞こえない。
