美月「確かに、不自然だったよ??でも、何で渡辺くんなの??」

耀平「お前も、知ってただろ??裕輔がクラスのヤツにいじめられてこと。」

美月「・・・うん。」

耀平「いじめてたヤツが渡辺だよ。」

美月「でも、それだけで、渡辺くんって決めるのは、違うんぢゃない??」

耀平「裕輔の遺書。」

美月「遺書・・・??」

耀平「裕輔が死ぬ前に『いじめがヒドイから、死にたい。』って書いてた。」

美月「・・・。」

耀平「な??もう、アイツしかいねぇだろ??」

美月「・・・渡辺くんは・・・そんなこと、しないよ。」

耀平「まだ、そんなこと言うのか??」

美月「・・・だって・・・。だって・・・。」

ガチャ。

太陽「おっせぇなぁ。」

・・・渡辺くん。

太陽「うおっ!!!美月。何で、泣いてんだよっ!!!」

渡辺くん・・・。

嘘だよね・・・。

美月「ねぇ・・・。渡辺くん??」

太陽「ん??何か、されたか??」

美月「・・・裕輔を死なせてない・・・よね・・・??」

太陽「・・・。」

一気に笑顔が曇る渡辺くん。

しばらくしてから、渡辺くんは口を開いた。

太陽「そうだよ。俺が、死なせた。」

美月「う、嘘・・・。だよね??」

太陽「嘘ぢゃないよ。」

耀平「テメェ。」

いきなり掴みかかった、耀平。

耀平「裕輔返せよっ!!!」

大粒の涙をながして、渡辺くんに言った。

太陽「・・・お前、アイツの知り合いか??」

耀平「アイツの親友だよ。」

太陽「・・・そっか。」

耀平「お前が、裕輔をいじめて、自殺まで追い込むぐらい追い詰めたんだろ??」

太陽「・・・そうだよ。」

そんな・・・。

渡辺くんが・・・。