先生「ここの問題を・・・成宮くん!!!」

玲央「ふわぁあー。へ??」

大きなあくびをしてこの「へ??」って・・・。

女子からは可愛いという声があがる。

先生「成宮くん。寝ないの。」

玲央「すぃませぇん。」

太陽「お前。謝る気ないだろ。」

俺がそう言った瞬間、男女からの冷たい視線。

それの空気を感じ取った玲央が。

玲央「ないよ(笑)」

そう、笑いながら俺に言った。

玲央「な。な。」

太陽「ん??」

小声で言ってきた。

玲央「そろそろさ。言ってもいいかな??」

太陽「何を??」

玲央「あの事。」

太陽「あの事??」

玲央「俺がやったこと。」

太陽「いいって。っつか、誰も信じねぇって。俺ん家でも話しただろ??」

玲央「でも。お前が、こんな扱いされてるって俺、知らなかった。」

太陽「別に。慣れたし。」

玲央「こんなんに慣れんな。」

太陽「いや。いいって。」

玲央「長谷川さんにも・・・バレちゃう。」

太陽「何で??いねぇぢゃん。」

玲央「いるだろ??お前、目ぇ。腐ってんのか??」

太陽「腐ってねぇわ。」

玲央「ほら。あそこ。」

そう言って、ある女の子を指差した。

太陽「はぁ??嘘だろ??」

指を差した方向を見ると。

くそ生意気なあの女。