「…まだ断るつもり?」


だんだんあたしに近づいてくる男。

…正直、気持ち悪い。


「…やめてください。」


本当に嫌だ。

あたしはここであと2年過ごすのか?!

死活問題…


「いいだろ?ちょっとくらいさぁ。」


…鳥肌が立つ。

前にも、こんなことがあった気がする。

…男は怖い。


「…やめてください…」


気持ち悪い。

怖い。

震える。


「…わー、この子、震えてるよー」


「大丈夫だよー?怖くないから。

気持ちいいからね?」


そう言って男達はガハガハと笑った。

…こんなにレイプ宣言されてついていく奴なんているのだろうか。

そう思っているうちに、1人の男の手があたしの唇をすーっと撫でた。

…気持ち悪い。

思わず拒否反応が起こる。


「…気持ち悪いっ」


言ってしまった。


「…ああ?」


もう、だめかもしれない。




その時。