○RUNA.side○



やっと、今日のモデルの仕事終わったぁ~



「Runa、お疲れ様って言いたいけど、まだ一つ大事な用事があるの覚えてる?」

……あっ、忘れてた…


「その顔ゎ…もう、忘れちゃだめでしょっ?」



「はい……」



この人は
私のマネージャー

黒川 冬海 (22)
(KUROKAWA HUYUMI)



私の自慢のマネージャー!!

マネージャーにするなんてもったいないぐらいの美人で、モデル並のスタイル
身長なんか170cm以上あって、すっごく頼りになるし、何でも相談にのってくれるお姉さん的存在♪



それに比べて私なんて、料理や裁縫ぐらいしか、取り柄?特技?あぁーもう!!何でもいいけど、それぐらいしか無い……


何故か、事務所の人にスカウトされて(←自覚なし)、せっかくスカウトしてもらったんだし、もう二度とないことだからやってみたら、辛いこともいっぱいあるけど、楽しいことのほうがいっぱいで今に至るんだけど

だけど、マネージャーがあれだから…変わって欲しいよ……


「……はぁ」


「何?ボーっとしちゃって。ため息まで吐いちゃって?なんかあった?なんかあったら、何でも私に相談しなさいよ?もしかしてまた、一人で変なこと考えてたんじゃないでしょうね?」



「…っ!!」



「あっ!その顔は!はぁ、あんた又そんなこと思ってたの~?気にしなくていいって、言ってるでしょ?くだらない…」



二人の時は姉妹みたいに話し合うの♪


って、くだらないってひどっ!!こっちは、真剣に悩んでいるのに!


「く、くだらないって、ひどいですよぉー!!私は、何度も言いますけど、本当にすっごく真剣に悩んでいるんですぅー!」