「あの、初めてじゃ…「そうでしょ?さすが、私の娘でしょう?」
――えっ…ちょっと、お母さん!今私が話してるのに…しかも、自分の娘の自慢してるし……恥ずかしいよ……(泣)それにしても、私と会うのが初めてじゃないって、私の知らないところで会ったことあるのかな?
「瑠美子は相変わらずねぇ?昔っから会う度に琉菜ちゃんの自慢言って♪でも、こんなに可愛い娘さんが居たら自慢したくなるのも、無理はないわね♪」
「でしょ?それにしても、昴くんもすっかり大きくなってかっこよくもなっちゃって♪すっかり大人の男ね?」
――んっ?す…ばる?どっかで聞いたことのある名前……誰だっけ?
「そう?まだまだ子どもよ?ほら、あんたも挨拶しなさい?」
「あぁ……」
すると、その男の人はすっと立ち上がった。そしてこちらを向いて挨拶をした
「こんにちは」
――あっ………
私は言葉を失いかけた…そこに立っているのは紛れも無く、今超人気のアイドルグループの、βαγυのメンバーの一人、有栖川昴なのだから……

