――――ドンっ
「いたたたたぁ………あっ、すみません!
……って、お父さん!いつ来たの?」
「ちょうど今来たところだよ
それより、琉菜?ちゃんと前を向いて歩かないとダメだよ?」
「ごめんなさい……あっねぇねぇ、お母さん見てない?どっか行っちゃったみたいなんだけど……って、お父さん?
もう!お父さんまで…って……」
「あなたぁー♪」
「瑠美子ー♪会いたかったよ♪」
「私もよっ」
あぁー、また始まったよ……
家ならまだ…いや……家でも嫌だけど、こんな人がいっぱいなところでイチャつかれたら、恥ずかしいよ……(泣)しかも、子どもの前だし!親のイチャついてるところなんて、見たくないよ!……
「ちょっ、ちょっと!他の人が見てるんだから、やめてよ!恥ずかしい…」
「あら、いいじゃない♪ねぇっ?あなた?」
「あぁ♪仲がいいことはいいことじゃないか?」
「そうだけど!だからって……こんなところでイチャつかなくても…いい歳して!恥ずかしいよ~(泣)」
「いい歳してって失礼ねっ!お母さんだってまだまだ負けてないわよ?ねぇっ、あなた?」
「そうだよ!お母さんまだまだ若くてキレイだよ♪」

