「あ、あぁ…」
「えぇー!マジで?嘘!?うわぁ今俺、超パニクってる…」
「嘘じゃねぇーよ。こんなんで嘘ついたって、しょうがねぇだろ?
それに、お前なんで俺に好き奴居てパニックになってんだよ」
「そりゃなるよ(笑)昴に好きな奴が居るなんて初耳だし!お前それ本気で言ってんの?」
こいつ絶対、俺のことバカにしてる
「あぁ、そうだよ!悪いかよ!///」
俺だって人間なんだから、好きな奴ぐらい出来たって普通だろ?
「いやっだって、お前に好きな奴が居るなんて、初耳だからびっくりしただけだろ?そんな怒んなって(笑)っで誰だよ、そのお前の好きな子って♪」
「わからねぇ…」
「はぁ?聞いてるこっちが意味わかんねぇよ」
「わかんねぇじゃなくて、あまりよく覚えてねぇんだよ…小さい頃のことだから、名前も顔もあまりはっきりとは覚えて無いんだけど、ひとつだけ覚えてることはあるんだ…それが夢にも出てくるんだ……俺の名前をただ呼んでるだけなんだけど…」
「それってもしかして、初恋?」
「……」
言われてみれば、初恋だな…
「俊介事務所着いたぞ」
「まっ、続きと今日の婚約の話し明日聞かせてもらうから♪」
「あぁ…」
「雪兎さぁ~ん、家まで送ってってくれたっていいじゃん!」

