好きです。 ~春~




「でも、確かにイケメンかもしれない…

 
 しかし、確実に言えることは一つ!!

 

 …空君の方がダントツ、カッコイイ」


 やっぱりそれか…


「美紀もそう思ったでしょ?」

「まあね(苦笑)」

 
 その後、永遠と
 空君について語り続ける


 後半は面倒になり
 可愛い子がいないか教室中を見わたした

 
 これといった可愛い子も居らず
 友達になれそうな子もいない


「当りがいない…(←失礼な!)」


 前を向いて座りなおしたとき
 机の上に置いていた消しゴムが
 後ろのほうに落ちた

 
 拾おうとして手を伸ばした時
 後ろに座っていた女の子が拾ってくれた

 
「どうぞ……」

「あっ!!

 どうも……」

 
 とってくれた女の子の顔を盗み見すると