広い窓の外からは、色んな部活の元気な声が聞こえる。 大きいドアの外からは、吹奏楽部の音楽も聞こえる。 私も今練習している曲だ。 そんな温暖な音を聞いているうちに、だんだんと睡魔が襲ってくる。 あー・・・眠いよぉ・・・ 頭がぼんやりしてきた。 『おーい、藤沢さ~ん。』 耳元で誰かにささやかせた。