私は肩の力がふっと抜けたように、席に座った。 びっくりした~・・・。 本当に、藤田くんが答えを教えてくれなかったら、みんなの笑いものだった。 ありがとう。 藤田くんの優しさを、身にしみて感じた。 後ろを振り向いて、小さな声でこう言った。 「ありがとう」