「もっと自分の殻を破って、変わっていかないと人生駄目になっちゃうよ」 彼女は何気なく言ったのだろう。 今までそうしてきたように、自分の思ったことをはっきりと言っただけなのだと思う。 しかし、確かにそうなのだ。 俺は殻の中にこもっている。卵から孵らない鶏のヒナの様に、暖かいところから外へ出ていけないのだ。いまだヒヨコにすらなれていない。 だからこそ、自分の殻を破らなくてはいけない。 このままでは変わることが出来ないからだ。