「だから…俺は、長年鬱積してた矛盾から俺を解放してくれた怜ちゃんに感謝を越えた愛を感じている」

満足気に語った深は短くなったタバコを川に投げ捨てる。

「つまり…お前も高校生に惚れたって点じゃ俺らと大差無いんだな」

今まで散々バカ呼ばわりされた流がささやかな嫌味を言ってプチ反撃に出る。

「だけど…深、お前にはライバルが居る」

「な、何ぃ…あの怜ちゃんを理解出来る男が、この日本に居るのか?」

純一郎のささやかな一言に素早く反応する深

だけどね〜一応女の子なんだし…見た目とか、そう言うのも言ってあげたら

と流は、思うだけだった。