「これだよ」

そう言って深が出したブツは…

「し、深…これは…日本じゃご法度の…」

流は、深がそれを持っている事を今の今まで知らなかった。

「どうやって手に入れたんだ?」

純一郎も入手経路が気になる。

「俺は、お前らと違って興味ある事の為にぐだぐだムダな時間をすごさないからな」

何気に二人を小馬鹿にした深は

「お前に使わせるのは惜しいが、俺はお前の親友だ。お前がくだらん事で悩んでて見過ごす訳にはイカん!幸いここなら…まぁ欲望放出中の連中には、いい迷惑だろうが…」

流は…深の気遣いが詰まった、そのブツ…ピストルを受け取った。