ドカッ
一人の若い女を取り囲んでいたのは数名の不良。
『た、助けて。』

『オイっお前ら。』
そこにいたのは高校生ぐらいの女一人。
『なんだ。女のクセにオレらとやろうてか?』

高校生は不良を睨みつけ


ボコッ ドカッーーーー。

『いってぇ。お前覚えとけよっ!』

不良達は走って逃げていった………。

ったく。

若い女は泣いて座り込んでいた。

『大丈夫か。お前』

『大丈夫ですありがとうございます』

若い女は走って逃げていった…。


ったく。なんだよ

そうこの女が
轟 梓(17)


次の日。
『おはよー。』
そこらじゅう挨拶の嵐。
いつもの時間に登校。
同じ高校のヤツはいつも逃げる
まぁそんなことはなれたこと。
ジロジロ見られながら自分の席に腰掛ける。
ふぅー。
学校とか面倒。


『おっはよーん』
あっうざい奴がきた。コイツは同中の成宮五月。同中なのは五月だけ。だけど毎回話しかけてくるはぁ。
『おはよ。』
冷たい返事。
『いつもクールなんだから梓ったら〜』
『ハイハイ。』
ホームルーム。

『はい。この資料だれか放課後持ってってくれないか?』

シーン。

梓はめんどくさいので寝ていた。

『おい。轟。お前が持っていけっ。生徒会室だぞっ。分かったか?』

『そんなことやってられるか』

言い合い中…。