二台のバイクは回転しながら岸壁を落下し、重い水音をたてて海中に沈んでいった。



「あーっ、俺のっ、俺のバイクが!相棒がっ!!」



やすしが躊躇せず海に飛び込んだ。



「ヤスシっ!」



ケンが後を追って飛び込んだ。