河原で食事の用意をしながら、奈央はふとみんなの未来を予想してみた。 けれど今は何も見えなかった。 ――きっと気に入ったように創れるわ。こんな素晴らしい人たちになら、希望の明日は無限にあるもの―― 奈央はふつふつと湧き出るエネルギーを、からだいっぱいに感じていた。