メンズコーナーのどの洋服もタカシに似合いそうだ。 奈央は自分の好みを選んだ。タカシがどれも気に入らないようでぐずぐずしてたからだ。 奈央はスリーパターンを選んだ。 タカシはどの服も完璧に着こなした。 女性店員は声もなくうっとり眺めていた。 「ハンサム君は安物もブランドも関係ないわね」 奈央は感心しながら、値段が安いので全部買った。 タカシは奈央に文句をつけた。 「マンガやアップリケついてるのひとつもない!」