「ぼく、おばちゃんとすばるの間に寝たいけどお兄ちゃんだからはじっこでガマンする」 まくらを抱えてタカシが奈央の後をついてきた。 「ちょっ、ちょっと待った!てんちゃんはこっちのお部屋で一人で寝るのよっ!」 奈央はあわててタカシを制止した。 「え、どうして?」 タカシは意外そうな顔をした。 「どうしても、なにも、だめったらダメ!」 「ぼく、ひとりこわい!」 タカシは顔をしかめた。