中を見渡してみると、見に覚えのある2人がベンチに座っていた。 だけど今はヤキモチを妬くとかそんなんじゃなくて、莉子がいて良かったっていう気持ちだった。 なんか…話してるみたいだけど…。 だけど、俺の足は勝手に莉子の方に歩いていった。 もう少しの時に、莉子の声が聞こえた。 「……………好き、です。」 頭の中が真っ白になった。 告白…、 莉子が告白をしている…? なんだよ、全然傷ついてなんか…ねぇじゃん…っ。 これ以上の事を聞きたくなくて、俺はかかとを返した。