おかしいよ、最近あたし! 先輩と帰った時なんて、絶対絶対嬉しいはずなのに、喜ばなかったし、よく覚えてない…。 なんだか、気付けば颯也ばっかり考えてる。 「…莉子」 「は、はい!?」 「この前は、ごめんな」 「あ、いや…別に、気にしてないから…」 「嘘つけ。だったら何で喋らなかったの、俺ら」 「え〜っと…」 良い言い訳が思いつかない。いつもどんな感じで、返していたっけ〜!息の仕方わからなくなってきた…。